2009年11月18日

長崎 長崎 出島和蘭商館跡

【出島マップ】平成8年(1996)出島和蘭商館跡復元整備計画がスタート。平成12年(2000)に西側のヘトル部屋、一番船船頭部屋、一番蔵、二番蔵、料理部屋の5棟の復元がされ、平成18年(2006)にはカピタン部屋、乙名部屋、拝礼筆者蘭人部屋、三番蔵、水門の5棟が完成した。
【中島川からみた出島】出島は寛永13年(1636)ポルトガル人によるキリスト教布教を禁止するために徳川幕府が築いた扇形の人工の島。寛永18年(1641)幕府の命令で平戸に置かれていた和蘭商館が出島に移転し、その後218年もの間世界に開かれた唯一の窓としての役割を果たした。出島の面影を残すものは川の右側に見える石積みの護岸。
【水門】西洋と日本の文化・学術・貿易品が最初に出入りした象徴的な建物。2つの通り口のうち南側は輸入用、北側は輸出用に使われていた。現在は出島の西ゲート(正面口、入場料500円)となっている。
【荷揚げ場】荷揚げ場は水門の横にある少し突き出た部分で、船の積荷の揚げ降ろしに便利なようにと後で継ぎ足されたもの。復元された西側護岸石垣をよく見ると石垣の形が異なり、3回にわたって継ぎ足されたことがわかる。
【ヘトル部屋】水門を入るとまず目につくのがこの建物。オランダ商館の商館長次席(ヘトル)の住居で、1階は総合案内所や出島グッズなどを販売する売店、2階は研修室や学習室になっている。
【一番船船頭部屋】ヘトル部屋前にあるオランダ船(一番船)船長や商館員の居宅として使用されていた建物。1階は倉庫として使用された土間を、2階はテーブルやベットなどを展示し当時の居室を再現している。
【天秤量り】土間にはオランダ船が運んできた輸入品の砂糖などを計量する天秤量り(複製)がある。天秤の一端に籠や袋につめられた砂糖を置き、もう一端に分銅を置いて、棹が水平になったときの分銅の総重量で砂糖などの重さを測った。
【オランダ商館員の部屋】2階には一番船船長の部屋やオランダ商館員の部屋がある。船長の部屋には家具や調度品も豪華なものが数多く置かれているが、商館員の部屋は家具や調度品も少なくシンプルだ。
【カピタン部屋】オランダ商館長(カピタン)の事務所や住居として使用されていた出島で最も大きな建物。日本の役人や大名などが出島を訪れたときに、接待の場所としても使われていた。1階は出島の歴史や生活に関する展示、2階は商館長の生活の様子を再現展示している。
【出島の歴史】1階には出島の歴史や生活に関する展示がある。中央には出島の建物の模型も展示され、模型の下は配置が描かれた図面がある。船の模型なども置かれて、見学する前にここで予備知識を得ていくといい。
【大玄関】この建物の大きな特徴は、外から2階の居室部分に直接通じる三角階段が設けられていること。2階大玄関は商館員に向けた各種掲示や短時間の接客の場も兼ねていた。正面奥に玄関の間、右に17.5畳の部屋がみえる。
【玄関の間から居間を望む】玄関の間(31.5畳)から左に居間(21畳)を望む。居間のさらに奥に図書室(21畳)、女中部屋(10.5畳)が続く。また玄関の間右には35畳の大広間がある。
【15畳の部屋】大玄関の左にある15畳の部屋。この部屋は事務室として使われていたそうだ。
【17.5畳の部屋】大玄関右の17.5畳の部屋。なかなか豪華な造りだ。この部屋は商館員たちの食堂として使われていた。
【大広間】カピタン部屋の2階には、商館長の私室のほかに、迎賓館としての機能をもった公的な部屋があった。その中で最も広かった35畳の大広間ではクリスマスを祝ったとされる「阿蘭陀冬至」の祝宴風景を再現している。
【客間・涼所】大広間の奥にある板敷きの30畳の客間と涼所。奥の方のベンチが置いてあるのが涼所。その奥はバルコニーになっていて当時はその向こうに海が見えていたので景色は良かったかも。
【時鐘】カピタン部屋の端、用水池付近に設置されている「メイザン」の名で多くの資料に見られる時鐘。その位置は建て替えのたびに移動したようだ。ひもを引いて鳴らす西洋式の鐘で18世紀のオランダで実際に用いられたものを吊っている。
【ブロンズ製12ポンド砲】この青銅製大砲は昭和29年(1954)浦上河口付近で発見され、カピタン部屋涼所下に設置されている。オランダ東インド会社の社章が刻まれており、アムステルダム所属の船舶に搭載されていたと思われる。
【乙名部屋】日本側の貿易事務や管理を担当していた出島乙名が拠点とした建物。出島乙名は出島を築いた出島町人から選ばれた。1階では乙名の仕事を分かりやすく紹介している。
【乙名の詰所】乙名を中心に組頭、乙名附筆者、日行使らが様々な仕事をしていた部屋。貿易の期間中に日中の業務をとり行っている情景を再現している。
【料理部屋】商館員たちは1日2回、カピタン部屋の2階で食事をしていた。その食事を作っていた所が料理部屋。出島へ出入りしていた通詞や役人は珍しい西洋料理をお土産として持ち帰り喜ばれたそうだ。
【調理器具】商館員がクリスマスを祝ったといわれる「阿蘭陀冬至」の宴会料理の調理風景を再現。オランダ鍋に日本製の水甕、中国の壷など色々な国の調理道具が使われていた。
【一番蔵】輸入品である砂糖が収められていた蔵。出島内の倉庫は耐火のため土蔵造り。建物内部では復元工事の過程を紹介。発掘調査で見つかった当時の建物の基礎石も公開している。
【土蔵の壁の模型】1階では土蔵の壁ができるまでを模型を使って紹介しいる。特に目潰しという工程では、市民が寄付した古い蚊帳が使われているそうだ。
【二番蔵(貿易館)】主に輸入品である蘇木(染料)が収められていた蔵。 1階は「貿易と文化の交流」をテーマに出島に出入りしたさまざまな貿易品を紹介している。
【輸入品の変遷】オランダ貿易で長崎に輸入された商品は、生糸、反物、薬種、雑貨に大きく分けられる。初期は生糸が輸入品の中心で、江戸中期以降は砂糖が主力商品になった。
【三番蔵】砂糖の他さまざまな輸入品が収められていた蔵。砂糖は、おもにインドネシアのジャワ島の砂糖園で作られオランダ船で日本に運ばれてきた。
【砂糖袋と滑車】三番蔵では麻袋に入った砂糖を中心に油や酒が入れられた樽や2階への品物の揚げ降ろしに使われていた滑車を再現している。
【礼拝筆者蘭人部屋(蘭学館)】帳簿などの筆記を行うオランダ人の書記の長が住んでいた建物。出島から入ってきた蘭学の学術・技術を紹介している。
【蘭学の応用】医学、天文学、兵学、測量術、航海術など幅広い分野に渡り日本人の職人達はその仕組みを研究、日本でも製作が試みられた。
【新石倉(出島シアター)】慶応元年(1865)に建てられた石倉を再建したもの。
【出島シアター】出島のガイダンスとして「阿蘭陀通詞の出島案内」を上映している。
【新石倉前から水門方向を望む】左にカピタン部屋とその先にあるヘトル部屋、右に礼拝筆者蘭人部屋とその奥の三番蔵がみえる。
【旧石倉(考古館)】新石倉の隣にある石造倉庫。1階は出島から出土した遺物を中心に展示、2階は石垣の修複・復元について紹介している。
【出土した遺物】出島からは海外へ輸出するために作られた国産陶磁器が沢山出土している。高級色絵磁器の柿右衛門様式や、中国磁器を手本に作られた芙蓉手様式などの出土資料から、輸出向け陶磁器の様式の変遷がわかる。
【石垣の修復】発掘調査によって輪郭となる護岸の石垣が発見され、その外側からは垂直に打ち込まれた木杭が見つかった。扇形の輪郭をなす石垣の下には、その土台となる根石を守り補強する工法が用いられていたことがわかる。
【表門】新石倉と旧石倉の間にある木造瓦葺きの表門。平成2年(1990)長崎市制100周年記念に復元された。江戸期、出島の唯一の出入口で探番とよばれる長崎奉行所の役人がここに常駐し出島の出入りを監視した。現在は前に中島川があるのでここからは出入りできない。
【石造日時計】表門横から庭園内に入りキャピタン橋やぶどう棚、シーボルト里帰り植物などを過ぎたところにある石造りの日時計(複製)。商館長カステンスにより出島の花園に設置された。日光の影により、朝6時から夕方6時まではかることができ真ん中の南北を示す線が12時。
【ミニ出島】石造日時計の先にミニ出島がある。昭和51年(1976)に制作された15分の1の模型だ。
【ミニ出島】川原慶賀が1820年ごろの出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したもの。
【旧長崎内外クラブ】明治36年(1903)長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられた。1階は休憩コーナーや当時のゲームなどができる体験展示室、2階は居留地時代の展示を行っている。
【旧長崎内外クラブから旧石倉を望む】白い旧石倉の建物とキャピタン橋やぶどう棚のある庭園を囲う石壁が続く。旧石倉横には昭和29年(1954)に移築された陶製の門柱がありこちらからも庭園に入れる。
【旧出島神学校】明治11年(1878)に建てられた、現存するわが国最古のキリスト教の神学校。建物内は料金所や売店、企画展示室などがある。
【東ゲート】旧出島神学校の反対側にある出島の東ゲート。水門の西ゲートが表門ならこちらは裏門にあたる。
posted by 日本の秘湯 at 08:38 | 口コミ情報(0) | 小旅行九州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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