2009年11月25日

奈良 奈良 東大寺

【境内図】南大門を入って参道を進むと、正面に中門その先に大仏殿がある。中門からは東西に回廊が伸び大仏殿の左右に達している。大仏殿の東方の山麓は上院と呼ばれ、二月堂、法華堂、四月堂などが、西方には指図堂、勧進所、戒壇院などがある。
【二月堂裏参道】東大寺は奈良市にある奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺。奈良の大仏として知られる盧舎那仏を本尊とし、全国の国分寺の総国分寺と位置づけられた。二月堂から上院地区を巡り大仏殿→南大門→戒壇院と廻る。
【二月堂】国宝。旧暦2月にお水取り(修二会)が行われることからこの名がある。建物は清水寺、石山寺、長谷寺などに見られる、傾斜地に前半部分がせり出すように建てられ床下に組んだ柱で建物を支える懸造である。
【良弁杉と興成神社】二月堂の建つ傾斜地の下、興成神社の北隣にある杉の木。良弁杉の奥に見える登廊は二月堂と二月堂参籠所を結ぶ屋根付の階段。お水取りの時に松明を持った練行衆が駆け上がるのがこの登廊だ。
【二月堂南面】本尊は大観音・小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏である。
【手水舎】二月堂の手水舎。横の階段を登った先には二月堂3社の1つ飯道神社がある。
【二月堂舞台】お水取りの日には午後7時から二月堂の舞台に長さ約6mのたいまつが次々に登場。燃えさかる炎が古都に春の訪れを告げる。
【舞台より法華堂を望む】左端に法華堂、参道を挟んで向かいに四月堂、真下に二月堂の鎮守社興成神社が見える。
【舞台より奈良市街望む】二月堂から奈良市街方面を見る。左奥の大屋根は大仏殿。
【法華堂前広場】法華堂前に大仏殿へ下りる参道がある。広場では奈良名物の鹿が戯れる。
【四月堂(三昧堂)】重文。三間四方で正方形の三昧堂。毎年4月に法華三昧が行われるので四月堂ともいう。本尊千手観音像(重文)、阿弥陀如来坐像(重文)などを安置する。
【法華堂(三月堂)】国宝。旧暦3月に法華会が行われることから三月堂とも呼ばれる。左側(北側)が正堂で奈良時代、右側(南側)が礼堂で鎌倉時代に建築された部分。
【法華堂正面(南面)】法華堂南面にある拝観入口。法華堂は東大寺建築のなかで最も古く不空羂観音を本尊として祀る。
【経庫】手向山八幡宮正面に四基づつ並んだ石灯籠の左右にそれぞれ同じ校倉が建っている。南側が手向山八幡神輿庫で、北側が法華堂経庫。
【手向山八幡宮】法華堂の南隣にある手向山八幡宮。大仏鋳造の時にその守護神として宇佐八幡神を勧請し東大寺の鎮守社となる。
【大仏殿への階段】山麓にある上院地区から大仏殿に向かうにはこの階段を下りていく。途中に行基堂、念仏堂、鐘楼などがある。
【鐘楼】国宝。鐘楼は和様・唐様・天竺様の三様式を融合し、13世紀初頭の1210年頃に栄西禅師により建立された。
【梵鐘】国宝。鐘楼に吊られている梵鐘は大仏開眼と同年の752年の制作で、中世以前の梵鐘としては最大(高さ3.85m、口径2.71m、重量26.4t)の鐘。
【大仏殿への参道】鐘楼から道を下り鏡池沿いの参道にでる。鐘楼近くの階段から見える東大寺と紅葉風景は大変な人気だそうだ。
【鏡池】大仏殿と中門の南にある池。由来は柄の付いた鏡の形をした島があることによる。島には弁財天の祠があり毎年5月2日には聖武天皇を偲ぶ聖武祭が行われ雅楽を披露する。
【中門】重文。中門は大仏殿の手前にある楼門。1716年(享保元)頃に再建された。中門の両脇からコの字形に回廊が伸び大仏殿の左右に繋がっている。
【大仏殿境内】大仏殿(東大寺金堂)は1709年(宝永6)に再建された、間口57.01m、奥行50.48m、高さ48.74mの日本最大級の木造建築物。
【大仏殿】国宝。内部には、奈良の大仏として有名な盧舎那仏の他に、虚空蔵菩薩(重文)、如意輪観音(重文)、広目天、多聞天が安置されている。
【大仏殿より中門を望む】参道中央にある燈籠が金銅八角燈籠(国宝、高さ4.6m)。側面には天女像と唐獅子が浮き彫りされている。
【盧舎那仏】国宝。盧舎那仏は像高14.98m、頭部5.41m、目長1.02m、耳長2.54m、台座高さ3.05mの日本最大の大仏。
【盧舎那仏】右手は聴衆に畏れることは無いと安心させる施無畏印、左手は人に願うものを与えようとする与願印。光背の仏像は化仏16体。
【盧舎那仏後姿】光背の後ろには雲の文様が描かれている。天井の高さが改めて感じられる。
【虚空蔵菩薩】盧舎那仏に向かって左側に大仏の脇仏として虚空蔵菩薩(重文)が安置されている。
【広目天】広目天は大仏殿の北西角に安置され、左手に巻物を持ち、右手に持った筆で何かを書き留めるという天平時代の広目天の形式となっている。
【多聞天】多聞天(毘沙門天)は、大仏殿の北東角に安置され、左手に宝棒、右手に宝塔を持つ姿となっている。
【回廊】参道から回廊を望むと伽藍の大きさに驚かされる。
【大仏殿出口】拝観は回廊左から入り回廊右に出る。こちらは出口。
【南大門】国宝。大仏様の入母屋造本瓦葺の建物。門南面左右には木造金剛力士像(仁王像)を安置している。
【南大門から大仏殿を望む】高さ25.5mもある豪壮な建物の柱の間からは、大仏殿を覗き見ることができる。
【金剛力士阿形像】金剛力士は開口の阿形像と口を結んだ吽形像の2体を一対として寺院の表門などに安置することが多い。快慶作の金剛力士阿形像は力強くものすごい力感だ。
【金剛力士吽形像】高さ8.4mの巨大な木像。南大門に向かって右に吽形、左に阿形を安置している。これは一般的な仁王像の安置方法とは左右逆となっている。運慶作の金剛力士吽形像。
【戒壇院の門】戒壇院は出家者の受戒施設として755年(天平勝宝7歳)鑑真和上により創建。
【戒壇院】内部には中央に法華経宝塔があり、その周囲を塑造四天王立像(国宝)が守護している。
posted by 日本の秘湯 at 14:21 | 口コミ情報(0) | 小旅行近畿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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