2009年11月26日

奈良 奈良 唐招提寺

【唐招提寺】唐招提寺は、奈良市五条町にある鑑真が759年に建立した寺院。南都六宗の一つである律宗の総本山で、本尊は廬舎那仏。奈良時代建立の金堂、講堂をはじめ多くの文化財を有する。井上靖の小説天平の甍で広く知られるようになった中国・唐出身の僧鑑真が晩年を過ごした寺。
【境内図】南大門を入ると正面に金堂その背後に講堂があり、その東西には鼓楼と鐘楼がある。講堂の東方には南北に長い東室がありこの建物の南側は礼堂と呼ばれている。境内西側には戒壇、北側には鑑真廟、御影堂、地蔵堂、中興堂、本坊、本願殿、東側には宝蔵、経蔵、新宝蔵などがある。
【南大門】南大門は鑑真和上1200年遠忌を機として昭和37年に天平様式で再建されたもの。南大門前に大駐車場がある。拝観料600円。
【参道】南大門を入ると参道の先に金堂がみえる。2000年に始まった金堂平成大修理を終え、2009年11月4日の一般公開開始直後の11月26日に訪問。
【境内の紅葉】参道脇の紅葉が真っ盛り。唐紅とはこういう色かと思わせる深い紅色で、太陽を透かして逆光で見るとキラキラと光り輝いている。
【金堂】国宝。寄棟造本瓦葺きで大棟の左右に鴟尾(しび)を飾る。西側の鴟尾は創建当初のもので、東側は鎌倉時代の1323年の補作。劣化が甚だしいため平成大修理で新しい鴟尾が飾られている。
【金堂側面】正面7間、側面4間の金堂を東側から見たところ。奈良時代建立の寺院金堂としては現存唯一のものである。
【金堂前】唐招提寺の金堂前。木材を複雑な形に組み合わせた様子や垂木(軒下から何本も突き出している木材)の反り具合が優美な雰囲気があって美しい。
【境内】金堂(左)、礼堂(右)、横に鼓楼と奥に講堂が見える。金堂東側の屋根の中央部分だけ瓦の色が違うのが分かる。大修理以前から使用されていたものを引き継いだと思われる。1970年に新宝蔵が完成するまでは堂内に多数の仏像を安置していた。
【講堂】国宝。講堂は入母屋造本瓦葺きで正面9間側面4間。平城宮の東朝集殿を移築したもので奈良時代宮廷建築の唯一の遺構として極めて貴重である。堂内には本尊弥勒如来坐像(重文、鎌倉時代)と、持国天、増長天立像(重文、奈良時代)を安置する。
【礼堂】重文。鼓楼の東にある南北に細長い建物。桁行19間梁間4間、入母屋造本瓦葺き。北の10間分が東室、南の8間は仏堂となり、横の鼓楼に安置された仏舎利を礼拝する堂として礼堂と呼ばれる。礼堂内には釈迦如来立像と日供舎利塔を安置する。
【経蔵・宝蔵】国宝。礼堂の東側に並んで建つ共に奈良時代の校倉造倉庫。経蔵(手前)は唐招提寺創建以前ここにあった新田部親王邸の倉を改造したものとされ、宝蔵(奥)はここが寺になってから建てられたものと推定される。
【鼓楼】国宝。金堂講堂間の東側に建つ小規模な入母屋造本瓦葺きの楼造(2階建)の建物。鎌倉時代(1240年)の建築で鑑真が唐から請来した仏舎利を安置しそのため舎利殿ともいう。鼓楼(右)と講堂(奥)。
【東室】重文。もとは僧坊。金堂を挟んで反対側にも西室があったが江戸時代に焼失した。中央の窪んだ所が馬道(めどう、土間の通路)で、それより北の10間分が東室、南の8間が仏堂になっている。
【鐘楼】鼓楼に相対し西側には鐘楼がある。梵鐘は平安時代の作。鐘楼の向こうに見えるのは講堂。
【戒壇前の紅葉】境内西側にある戒壇は、出家者が正式の僧となる受戒の儀式を行う場所。
【戒壇】建物は江戸末期に焼失し再建されず、3段の石壇のみが残っている。
【本坊前の紅葉】紅葉の見事な本坊の塀に沿って御影堂から鑑真和上の御廟へと行く。
【御影堂】重文。鑑真の乾漆鑑真和上坐像(国宝)を安置する。御影堂障壁画は鑑真像に奉納するため日本画家東山魁夷によって新たに描かれたもの。
【御廟の土塀】鑑真和上御廟を囲む昔のままの土壁。土壁に囲まれた落ち着いた雰囲気の一角に御廟はある。
【御廟入口】鑑真和上御廟は、境内の北東の奥まった静かな苔むした杉木立の敷地に位置する鑑真和上の墓所。
【御廟の参道】門をくぐると静かな佇まいのなか、木々と苔、緑、紅葉が美しい。
【参道の苔庭】美しい緑の苔が地面を覆っている。唐招提寺の境内の中で、最も静かで落ち着いた空気が感じられる場所だ。
【鑑真和上御廟】周りを八角形の低い壁に囲まれている。中央の鼎は古代中国の祭器。
【新宝殿】1970年に完成した鉄筋コンクリートの収蔵庫。金堂にあった木造大日如来坐像(重文)のほか、講堂に安置されていた奈良末期〜平安前期の一木彫仏像群が収蔵され一部が展示されている。
【滄海】宝蔵の手前にある鑑真和上渡日の逸話、滄海E漫(そうかいびょうまん=青海原が果てしなく広がっている)にちなんだ滄海という美しい池。紅葉と池に映る木々が木漏れ日の中美しい。
【金堂から南大門を望む】歴史を感じさせる境内は他の寺とは違った独特の雰囲気がある。紅葉が静かな境内に彩りを添える。
【出口】南大門の出口を出て、天平の息吹を伝える伽藍をあとにする。
posted by 日本の秘湯 at 10:00 | 口コミ情報(0) | 小旅行近畿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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