【岩瀬家】約300年前に建設された準5階建の岩瀬家は、火薬の原料である塩硝を加賀藩に上納する役職を務めた旧家。現存する合掌造りとしては五箇山合掌造り最大の家屋。国指定重要文化財でもある。 |
【案内図】白川郷から五箇山に向かう途中、道の駅上平ささら館から国道156号を1kmほど北に進むと、大きな萱葺き屋根の岩瀬家が見えてくる。五箇山の2つの合掌造り集落からは外れたところにある。 |
【入口】建物の半分は総欅造りで、間口26.4m、奥行12.7m、高さ14.4mの威容を誇る。現在も住居として使用され一部一般に公開(300円)されている。 |
【玄関】玄関は来客用(家長用)、家族用、役人専用と3つもあり、部屋も、家長の間、仏間のほか、加賀藩の役人が毎年巡視に訪れたため、その宿泊に供するための書院、奥書院(武者隠しの間)がある。 |
【1階囲炉裏の間と塩硝釜】囲炉裏のある居間で供されたお茶を飲みながら当主から岩瀬家の歴史や内部の説明を聞き、それから内部の見物をする。居間の隅に置かれた煮詰めて煙硝を造る塩硝釜。 |
【3階】はしごのような急な階段で3階まで登り、階段側から3階奥を望む。1階には太い檜の柱があるが、3階から上には太い柱はない。合掌構造で重い屋根を支えている。 |
【4階】4階奥から階段方向を望む。3、4階は養蚕のための部屋になっている。床板がすのこ板になっているのは、春蚕時に下の炉からの暖をとり通風を良くするため。 |
【行徳寺】岩瀬家の隣にある行徳寺。茅葺きの山門は約300年前の建築といわれ、本堂右にある庫裡は合掌切妻造り。 |
2010年05月29日
富山 南砺 五箇山岩瀬家
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