【広河原集落入口】広河原温泉湯ノ沢間欠泉は、山形県西置賜郡飯豊町の最南端に位置し、国道113号飯豊町手ノ子で県道4号白川ダム方面に左折し、ひたすら南下した所にある。途中、広河原集落入口にある案内板を左折、ここから宿まで15km。 |
【林道の始点】大平や姥湯温泉の道と比べると楽な方とは思うが、広河原集落の山神神社を過ぎてからの林道区間7kmは、大型車通行止の砂利道のうえ、道幅が狭く凹凸や危険箇所も多いので、通行には細心の注意が必要。案内板を左折、東沢方面へ進む。 |
【一本道の林道】カーナビは10km手前で案内を終了してしまったが、道中は一本道なので迷うことはない。2km毎に残り何kmかの標識が立っている。急な坂道はないが、途中2ヵ所ほど湧き水が道路を横切って流れている所もある。 |
【湯ノ沢間欠泉湯の華】砂利道の林道を15分ほど走ると突然目の前が開け、赤茶けた台地と、その向こうに山小屋風の2階建ての建物が見えてくる。ここに車を駐車し宿までの砂利道を歩く。 |
【駐車場からの砂利道】飯豊連山と霊峰栂峰に挟まれた飯森山の奥深く、標高800mのブナの天然林に囲まれた谷あいに自噴している湯の華は、炭酸ガスで噴出する間欠泉に入浴できる日本でたったひとつの秘湯の一軒宿(冬季休業)。 |
【湯の華外観】野湯の露天風呂と脱衣所・トイレがあるだけだったが、その脱衣所跡に宿泊施設「湯の華」が2005年10月開業し宿泊できるようになった。明治43年(1910年)療養に効果があるとされ、明治から大正にかけては湯治場として栄えたそうだ。 |
【玄関】アットホームさを感じる清潔感のある佇まいで、人里離れた山奥とは思えない立派な建物だ。 |
【フロント】館内に入るとすぐ左にあるフロント。日帰りでも食事をすれば休憩室利用無料とのこと。 |
【下足箱】玄関右手の下足箱。建って5年程なので全体的に綺麗な宿だ。下界とは5℃の温度差があり、気温30℃を超えることはなく部屋にもクーラーは付いていない。 |
【ロビー】客室内禁煙なので、喫煙コーナーも兼ねたロビー。横には風呂上がりの冷水も用意されている。全面ガラス窓越しに自然を眺めながらゆっくり寛げる。その先にはベランダもある。 |
【ベランダから上流をみる】春の新緑や秋の紅葉は素晴らしいそうだ。 |
【ベランダから下流をみる】ベランダから岩魚の遊ぶせせらぎをのぞむ、最高の贅沢だ。 |
【ロビーの色紙】湯の華に訪れた有名人やTV取材の色紙が壁一面に飾られている。 |
【廊下】フロントと大広間の間の廊下を進み階段を上がると客室となる。両脇には簡単な売店もある。 |
【大広間】休憩所も兼ねた大広間。宿泊客の朝夕の食事や日帰り客の食事処になっている。 |
【客室廊下】左側に10畳の部屋が6室、右に洗面所と手洗いがある。 |
【浴室入口】玄関右の下足箱の隣にある浴室入口。右が男湯、左が女湯。 |
【脱衣所】清潔な脱衣所には脱衣棚に脱衣カゴが置かれている。貴重品ロッカーはない。業務用の大きな扇風機もある。 |
【洗面所】脱衣所奥には小さめの洗面台と奥にはトイレがある。 |
【洗い場】シャワー付の洗い場。カランの間隔が狭いので若干窮屈感がある。 |
【内湯】内湯は男女別で4〜5人は入れる大きさ。源泉温度が35.1℃と低いため加温され丁度よい温度になっている。黄土色に濁った湯は鉄分が含まれていて、鉄臭を感じるが味はほとんどない。 |
【内湯からの眺め】間欠泉が自噴している場所に露天風呂(混浴) があり、露天風呂にも加温された湯が一部流れ込んでいるが、湯の温度は35℃と低い。混浴だがバスタオルOKなので女性も入りやすい。 |
【間欠泉露天風呂】数日に1回ほど、10m近くまで噴出することがあるらしい。運がよければ見れるかも。風呂に入りながらこれを見上げるのは壮観。 |
【間欠泉全景】2〜20分程度炭酸ガスにより自噴し、5〜30分程度のインターバルがあるが、その時々で湯量・間隔が刻々と変化していく。 |
【間欠泉露天風呂】浴槽の中心から噴き上げ、空からまた降ってくる。近くにいると飛沫を浴びて頭びしょびしょになる。飛沫除けの編傘も置いてある。 |
【間欠泉の下流域を見る】間欠泉の下流域には数百年かけて推積した湯花の推積地が広がり、流れ出る温泉に漏れた波形模様が黄金色に輝く。 |
【噴出口】湯柱から噴出したての源泉を口に含むと、口の周囲がしゅわしゅわする程の炭酸を感じる。 |
【噴出口】間欠泉の噴出する時間は全く不規則で、出ている時は20分近く噴出し続けるが、出ない時は30分以上待っても出てこない。 |