【赤湯温泉】赤湯温泉は、山形県南陽市にある温泉で、約900年前、奥州統一を担った源義家の弟源義綱が発見したとされる。温泉で傷を癒した武士たちの血で湯が真っ赤に染まったことから、赤湯と呼ばれるようになった。 |
【上杉の御湯御殿守】古くから羽州街道の宿場町として栄え、共同浴場大湯(平成20年赤湯元湯となる)は1312年に弘法大師によって開かれたという伝説を持つ。赤湯の共同浴場は赤湯元湯のほか、あずま湯、とわの湯、烏帽子の湯と4軒ある。 |
【フロント】玄関を入ると左手にフロントがある。江戸時代は米沢藩の湯治場として栄え、藩主専用の御殿湯も設けられ、上杉家赤湯御殿として創業以来370年の伝統を守る。 |
【館内案内図】十二湯めぐり。赤湯温泉、随一の湯量を誇る御殿守の浴室は東と西に分かれていて、男女交代制で全部で12の風呂が楽しめる。日帰りの場合は、東西いずれか一方になる。 |
【ロビー】玄関正面のロビー。玄関左のフロント前にも大きなロビーがあり中庭が鑑賞できる。 |
【売店・喫茶】玄関右手にある売店。右の畳敷きは喫茶室「朧」の入口。 |
【上杉の御湯入口】ロビーから大浴場上杉の御湯へ向かう廊下。右手に貸切風呂「御殿の湯」が見える。突当り左から長い廊下が続く。 |
【飲食所】御湯入口先にある飲泉所「亀乃湯」。ほんのり硫黄のにおいがして飲みやすく美味しい。消化器系の病に効くそうだ。 |
【長い廊下】大浴場までの廊下には、政治家や文人などの書が掛けられている。 |
【さらに続く廊下】途中にはリラクゼーションルームがありマッサージチェアを無料で利用できる。 |
【大浴場入口】当日は正面の東浴室が男湯、左の西浴室が女湯。西浴室には、西大浴場、西露天岩風呂、大石風呂、青森ひば丸太風呂、源泉樽風呂、蒸し風呂の6つの湯がある。 |
【東浴室配置図】東浴室には、東大浴場、東露天岩風呂、大石風呂、源泉枡風呂、原石風呂の5つの湯があり、宿泊客はこの東西の大浴場と貸切風呂を含めて12の風呂が楽しめるようになっている。 |
【脱衣所】脱衣棚に脱衣カゴの脱衣所は清潔でセンスも良くとても綺麗だ。 |
【洗面所】ドライヤーや整髪料などのアメニティーも揃っている。 |
【東大浴場】福島県の鮫川石で造った明るく開放的な雰囲気の大浴場。入口から上がり湯まで足元に足裏を刺激する玉石が埋め込まれていて歩くと痛い。 |
【浴槽】無色透明でかすかに硫黄臭のする湯は、加水なし、加温・循環・塩素消毒ありの湯だ。浴槽の隅には飲泉所(白い看板の所)もある。 |
【洗い場】桶を置く場所が一段高くなっていたり、椅子の下にスノコを敷き排水するなど、洗い場は色々と工夫されていて気持ち良い。 |
【温泉将棋】浴槽の淵で将棋を指しながら、のんびりと温泉に浸かるのも、またおつなもの。 |
【大浴場より露天風呂をみる】大浴場からガラス越しに露天風呂をみると、外には4つの風呂が見える。 |
【原石風呂より大浴場をみる】大きな露天風呂は、石組みがダイナミック。周辺の景色は眺められないが開放感は十分にある。 |
【源泉枡風呂浴舎】ヒノキ造りの半露天の風呂。石の風呂とは違った、木の温もりもまた趣がある。循環、塩素消毒の無い源泉掛け流しの湯が楽しめる。 |
【源泉枡風呂】湯口からは、たっぷりと源泉が注がれ、浴槽には湯の花がゆらゆらと漂っている。ガラス戸が閉まるので冬の寒い時にはいいかも。 |
【東露天岩風呂(左)】大きな石を配した露天の岩風呂。使われている石は北海道日高の青石だそうだ。 |
【東露天岩風呂(右)】石をふんだんにダイナミックに配した露天風呂は圧巻。 |
【東露天岩風呂(正面)】露天岩風呂より大石風呂(右)原石風呂(左)をみる。階段で登らないといけないので足元に注意が必要。 |
【北投石】世界でも台湾と秋田県玉川温泉の2ヵ所でのみ発見され、国の天然記念物指定されたラジウム放射線を有する貴重石。露天岩風呂の一角に金網で厳重に保護され沈められている。 |
【大石風呂龍神の湯】重さ100t余りの蔵王の目透き石をくりぬいた龍神の湯。縦5m横4m高さ5mの石をくり抜いて造った湯船の大きさに驚かされる。 |
【原石風呂】大石風呂龍神の湯と同じ石の風呂だが石の重さは40tと小振り。 |