- ■ 秘湯・名湯の宿
- 酸ヶ湯(すかゆ)温泉旅館は、標高900mの八甲田山中の一軒宿。名物は総ヒバ造りの混浴の千人風呂。160畳もの浴場には、熱の湯、冷の湯x2、四分六分の湯、湯滝の5つの浴槽がある。自然湧出する源泉100%の「熱の湯」は、時折気泡が湯底からポコリと上がってくる。熱の湯とは異なる源泉に加水した「四分六分の湯」は、若干湯温が高く、口に含むとレモン水のような味がする。
- 青森県十和田市の八甲田連峰の1つ高田大岳の登山口にあり、標高800mの高原に湧く開湯400年の秘湯の一軒宿。谷地温泉は、ニセコ薬師温泉(北海道)、祖谷温泉(徳島県)と並ぶ日本三大秘湯の1つ。縦長の総ヒバ造りの鄙びた浴室に、2つの浴槽があり、下の湯は、湯船の真下から湧き出る38℃の霊泉。上の湯は、42℃の白濁しててあたたまる硫黄泉。
- 青森県の最西端に位置する西津軽郡深浦町の、日本海を望み風情ある「海辺の露天風呂」が有名な黄金崎不老ふ死温泉。海辺の露天風呂は混浴と女性専用と2つに分かれている。赤茶色の源泉が並々と注がれ湯温は適温で、広大な海を見ながら潮風に当たり、波の音を聞きながらのんびりと湯が楽しめる。
- ■ 露天・野湯・絶景温泉
- 奥薬研温泉のかっぱの湯は、本州最北端下北半島の混浴野天風呂として有名だったが、2011年4月にリニューアルされ、現在は脱衣所と屋根付き露天風呂になっている。また、リニューアルに伴い男女交代制の別浴になった。渓流沿いに石をコンクリートで固めたかなり大きな湯船で、一部は浅くなっているが20人はゆっくり入れる。やや熱めの無色透明、無臭の単純温泉はサッパリとして気持ちいい。
- 夫婦(めおと)かっぱの湯は、奥薬研温泉の有名なかっぱの湯から200m先の小さな公園(奥薬研修景公園)とレストハウスに併設されている町営の露天風呂。大畑川沿いに露天風呂があり、男女の境の石壁の上に夫婦かっぱの像が立っている。露天風呂は、川石を積んだ石垣で囲まれ、川に面した側だけ眺望が開け、横を流れる大畑川と一体になっている。
- ■ 日帰り温泉
- 浅虫温泉は、北に陸奥湾、周縁部を八甲田の山々に囲まれた青森市の東の玄関口に位置し、青森の奥座敷として古くから親しまれている温泉街。ゆ〜さ浅虫は、国道4号線沿いにある道の駅浅虫温泉に併設された日帰り温泉施設。お勧めは晴れた日の夕暮れ時。陸奥湾に沈む夕陽、そしてオレンジ色に染まる湯の島が美しいそうだ。
- ■ 共同浴場
- 下風呂温泉は、下北半島の北側、津軽海峡に面した風間浦村の海沿いにあり、源泉の異なる「大湯」と「新湯」の2つの鄙びた公営の共同浴場がある。水色のペンキで縁取りした浴槽は、「あつめ」で46℃程度、「ぬるめ」で44℃。濃い硫黄のキシキシする酸性の湯で、白い湯の華も舞っている。
- 恐山温泉は、青森県むつ市の恐山菩提寺の境内にある共同浴場で、冷抜の湯(ひえのゆ、男湯)、古滝の湯(女湯)、薬師の湯(男女入替)、花染の湯(混浴)の4つの湯小屋がある。白く濁った淡青色の湯は、濃い硫黄臭が漂い、酸性値が高く肌をピリピリ刺すような刺激を感じる。湯口の湯を口に含むと、酸味と苦味を感じる。
- ■ 足湯
- 奥薬研修景公園の夫婦かっぱの湯の傍にある、無料で薬研温泉の湯を楽しめる足湯。ベンチ式の足湯と床に玉石を敷き詰めた歩行湯がある。2010年4月に立派な屋根が付き、雨の日や日差しが強い夏も快適になった。
posted by 日本の秘湯 at 00:00
|
口コミ情報(0)
|
全国の温泉一覧
|
|