2011年06月18日

岩手 遠野 カッパ淵・常堅寺

【遠野伝承園】伝承園は岩手県遠野市にあるテーマパーク。 柳田國男著「遠野物語」で有名になった遠野地方の民俗の伝承を目的として、1984年6月に開館した。伝承園詳細はこちら
【伝承園・カッパ淵駐車場】伝承園の前にも10台程が停まれる駐車場があるが、国道340号を挟んだ向いに100台程が駐車できる大駐車場がある。カッパ淵へ行くにもここに停めるとよい。
【カッパ淵・常堅寺入口】カッパ淵は、遠野にある「遠野物語」で有名な伝承民話の里。遠野は河童をはじめ、オシラサマ、座敷わらし、山男、天狗などの故郷だ。かつてカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説が残る。
【常堅寺への農道】常堅寺へ向かう農道には、のどかなビールのポップ畑が続く。遠野地方は、国内でも有数のビールポップの産地だそうだ。伝承園駐車場から10分ほどで常堅寺の入口に着く。本堂拝観時間 8時30分〜16時30分(無料)。
【常堅寺入口】室町時代の1490年多聞秀守を開山として創建したとされる遠野郷十二ヶ寺の触頭(ふれがしら、寺社奉行の命令を配下の寺院に伝達する寺)。
【山門】山門は、梁や組みも豪華な八脚門の立派なもの。早地峰神社より明治初期に移された、総丈3.5mの伝慈覚大師作の仁王像が安置されている。
【境内】 山門をくぐると正面に本堂が見えてくる。左右には狛犬が鎮座する。
【鐘楼】狛犬のそばに建つ袴腰付の鐘楼。本堂入口の左右にも木彫りのカッパが置かれている。
【十王堂】参道の左には十王堂があり、堂の前に一対のカッパ狛犬が鎮座している。全国唯一ここだけにあり「カッパ狛犬」の寺として知られ、カッパ淵に隣接している。
【カッパ狛犬】狛犬の頭を良く見ると、丸いくぼみのお皿があるカッパの狛犬。カッパ淵に住むカッパが常堅寺の火事を消して狛犬になったという伝説がある。
【本堂】本尊は勢至観世音菩薩。本堂内には、体の悪い部分をなでると痛みが取りのぞかれるという木像のオビンズル様が奉られている。
【庫裡】カッパ淵への順路標識に従い、本堂左脇の庫裡と繋がる回廊をくぐり、本堂の裏手にあるカッパ淵へ向かう。
【カッパ淵入口】かつてカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説がのこる場所。
【かっぱぶち橋】常堅寺の裏手を流れる蓮池川に架かる「かっぱぶち橋」を渡り川沿いに進んで行く。
【橋から上流をみる】田園の中に寺と林があり、澄んだ水がさらさらと流れている。カッパ伝説が今も残る川辺をのんびり散歩するのもよい。
【橋から下流をみる】橋の上から小川を見ると、いかにもカッパが水からあがってきそうな雰囲気。
【川沿いの遊歩道】橋を渡り、小川を右手にし、さらに進んで行く。
【カッパ神の祠】淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠が建っている。
【祠内部】祠の中には、女性が奉納した赤い布による乳房を模ったぬいぐるみのようなものが置かれている。
【カッパ神】カッパの神は乳の神であり、乳児のある母親が母乳の出がよくなるよう祈願するとよいとされる。
【カッパ淵】この辺りが「カッパ淵」。水が透明で、川の周りの雑草も少ないのでカッパが潜んでいる感じはないが、昔はうっそうとした茂みに覆われてたのだろう。
【カッパ淵】幅2〜3mの川原には、今はその淵らしきものはない。カッパが川に馬を引き込む昔話も、この深さではちょっと無理があるようだ。
【カッパの置物】案内板によると、馬を川に引きこむいたずらに失敗したカッパは、お詫びをして許され、母と子の守り神となり、常堅寺の火災のさいは頭の皿から水を吹き出して消しとめた、とある。
【カッパ捕獲許可証】カッパ淵の小川で、竿の先に大きなキュウリを付けてカッパを釣るには伝承園で売っている「カッパ捕獲許可証」(200円)が必要。運よく生け捕りできたら1000万円の謝礼が遠野テレビからでるそうだ。
【川下から祠をみる】カッパといえば全身が緑色というイメージだが、遠野のカッパは真っ赤な顔と大きな口をしており、他地区のカッパとは容易に区別がつくと言われている。
【句碑】「河童渕 秋色秋声 流しをり」の句碑がある。民話の里として、のどかで古き良き日本の農村のイメージがある。
posted by 日本の秘湯 at 08:28 | 口コミ情報(0) | 小旅行北東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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